日々のこと

これは、新メニューの紹介ではありません。志津小学校の探究学習から生まれた「食の循環」の取り組みです。   2年前、志津小学校で子どもたちと先生と一緒に、好気発酵を利用したコンポストをつくりました。 給食の残菜や有機物を空気を入れながら発酵させ、微生物の力で土へと還していく仕組みです。 微生物は常に生きています。分解し、環境を整え、次に育つ命の土台をつくります。   その土で育てた野菜は、農薬を使わず、子どもたちの手で大切に育てられました。水菜、わさび菜、小松菜、大根、そしてカブ。 自分たちで育てたからこそ、「体の中でどう働くのか」を知りたくなる。そこから、腸の話へと学びが広がりました。   腸内には数兆個の菌が存在し、免疫や感情、集中力にも関わると言われています。 土の中の微生物。腸の中の微生物。どちらも“環境”です。 環境が整えば、育つ。環境が乱れれば、弱る。   1.栄養バランス 2.旬を取り入れる 3.地産地消 4.彩り 5.フードロス 6.食べる人を想い、好みを想像する 子どもたちはアンケートも取り、「地域に広げたい」という結論にたどり着きました。 発酵おばんざいプレート(志津小smileプレート) そして、銀草へ相談がありました。「お店で出せませんか?」 料理として形にすることは、学びを地域に広げることです。   「アレルギー面を考えて、牛乳を使わずに豆乳を使用することでみんなが安心して食べられる。」 「梅の赤色が入ると、彩りがよくなる。」 「味、食感、音、香り、彩りがつまっている。」   れんこんチップス レンコンは食物繊維やビタミンCを含み、腸内環境づくりにも役立つと言われています。パリパリの食感も、子どもたちのアイデアのひとつです。 豚汁 冬野菜の甘みを活かし、しっかり噛んで味わえる豚汁にしました。   ベジブロス 野菜の皮やヘタも出汁にして活かす。フードロスを減らす考え方です。   こうして出来上がった発酵おばんざいプレート(志津小smileプレート)は、単なるメニューではなく、子どもたちの探究の過程そのものを映した一皿になりました。土づくりから始まり、栄養を学び、意識の差に気づき、地域へ広げようとした時間が、かたちになっています。   さいごに これは完成ではありません。...
続きを読む